Mean-Shift 法を用いた移動物体追跡におけるヒストグラム分解能の動的選択

西森 貴幸; 林 豊洋; 榎田 修一; 江島 俊朗

doi:10.11371/iieej.41.254

論文

Mean-Shift 法を用いた移動物体追跡におけるヒストグラム分解能の動的選択

西森貴幸, 林豊洋, 榎田修一, 江島俊朗

著者情報

キーワード: 移動物体追跡, ミーンシフト, ヒストグラム

ジャーナルフリー

2012 年 41 巻 3 号 p. 254-261

DOI https://doi.org/10.11371/iieej.41.254

詳細

抄録

移動物体を追跡する手法の一つに，Mean-Shift 法を用いたものがある．ヒストグラムの類似度に基づいた重み分布の山を，局所的な傾きに比例したベクトルにしたがって登ることで，高速に極大を推定する．この重み分布を作成する際に用いるヒストグラムの分解能を，候補領域とその周辺背景領域のヒストグラムの分散比を用いて決定することで，追跡精度の向上を図る．本論文では，提案手法の有効性と，背景領域の設定法について考察する．

責任著者(Corresponding author)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）