画像電子学会誌
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論文
確率モデルに基づく対話時の眼球運動の分析及び合成
岩尾 知頼三間 大輔久保 尋之前島 謙宣森島 繁生
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2013 年 42 巻 5 号 p. 661-670

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抄録

写実的なキャラクタアニメーションの実現のためには眼球運動を正しく再現することが重要である.しかしながら現在は,キャラクタの対話時の眼球運動を再現する際にアーティストの手作業による作りこみが必要となるため,多大なコストや労力がかかることが問題である.そこで本研究では人間の対話時の眼球運動に着目し,計測結果を基に眼球運動と瞬きを確率関数を用いてモデル化することで,眼球運動を自動生成する.まず,瞬きを含む対話時の眼球運動と固視微動とをそれぞれ計測する.次に,計測結果を基に対話時の眼球運動を跳躍運動と固視微動に分類する.さらに分類された跳躍運動と固視微動及び瞬きを,それぞれ確率モデルを用いて近似した後に,それらの確率モデルをキャラクタに適用することにより,リアルな眼球運動の自動生成を可能とした.

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© 2013 一般社団法人 画像電子学会
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