育療
Online ISSN : 2436-5602
Print ISSN : 1881-5391
山梨県子どものこころサポートプラザにおける多職種連携連携の現状
―身近な地域で安心した生活を送るために―
相原 正男
著者情報
ジャーナル フリー

2023 年 72 巻 p. 21-27

詳細
抄録

発達障害、不登校、児童虐待は、相互に関連する病態生理を有しており、近年急増している現状が報告されてきている。このような社会背景のもと、心のケアを必要とする子どもや安心して子どもを育てられる環境づくりのため、医療・心理・福祉・教育を一括して提供でき全県的なネットワークを構築できるクロスファンクションする機関として山梨県子どものこころポートプラザ(以下プラザと略す)が開設された。プラザの概要とプラザ内連携、地域連携における多職種連携の現状を報告した。プラザの理念は、発達障害児、不登校児、被虐待児が各ライフステージにおいて一貫した支援が身近な地域で行われることであり、個別支援から地域支援の重要性を強調した。

著者関連情報
© 2023 一般社団法人 日本育療学会
前の記事 次の記事
feedback
Top