主催: 日本LCA学会
携帯電話の普及台数がここ数年で急速に増加する一方で、リサイクル回収台数は減少傾向にある。携帯電話は高性能、多機能、多様化しており、それに伴い高性能な半導体を中心として製造段階のエネルギー消費量が増大している。さらに、都市鉱山として知られている携帯電話は希少金属の含有量が高く、回収率の変化により社会レベルで見たリサイクル効果が大きく変化する可能性がある。以上より、本研究では生産・廃棄時期に応じた携帯電話のLCAを実施し、当該結果に基づいた社会レベルの評価を行って、環境影響の推移について考察する。