主催: 日本LCA学会
自然鉱石から元素を精錬する際に必要なTMR(自然鉱石TMR)と廃電子機器といった都市鉱石から元素をリサイクルする際に必要なTMR(都市鉱石TMR)を比較することでノートパソコンと携帯電話のリサイクル性評価を行った。対象は金、銀、 銅、鉄、アルミ、タンタル、インジウム、プラスチックとし、4通りのシナリオ を仮定して分析を行った。その結果,インジウムを除いては各シナリオ全ての元 素において都市鉱石TMRの方が小さい値となることが分かった。その結果を基に、主にインジウムに関してリサイクルが有意になるようなプロセス改善案を定量的に考察した。