情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集
第13回情報プロフェッショナルシンポジウム
セッションID: A33
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A33
中国における特許ライセンス情報収集の留意点
*伊藤 徹男
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抄録

 中国における特許出願はここ数年、急激な伸びを示し、2015年には特許110万件、実用新案112万件に達したことが中国特許庁から発表されている。このような膨大とも言える中国特許情報から権利ある有効な情報のみを抽出することもデータベース上から可能となっている(生死情報の抽出)。特許情報における権利の有無は、生死情報だけにとどまらず、当該出願人から他社への権利移転、ライセンスなどの情報を把握することも重要である。権利移転やライセンス情報も2014年以降、中国知識産権出版社のCNIPRや特許情報サービス会社が提供するデータベースなどから可能となった。
 確かに、特許検索データベースにおける「法律状態」フィールドから権利移転やライセンス情報が得られるようになったが、ここでは当該出願人が他社に権利移転した、あるいは、ライセンスに関わった特許情報が得られるのみで、必ずしも当該出願人がライセンサーとなっている情報が得られるわけではない。つまり、特許検索データベースではライセンサーやライセンシーが誰であるかの情報は得られない、ということである。このように、特にライセンス情報などは誤解が生じやすい状況であると思われるので、本発表では、「中国における専利ライセンス契約と法規制」などの情報も交えて、正確な権利移転やライセンス情報を得るにはどうすればよいかについて「法律状態データベース」の有効な活用法を検索ノウハウと共に紹介する。

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© 2016 国立研究開発法人 科学技術振興機構
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