情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集
第16回情報プロフェッショナルシンポジウム
会議情報

A44
空飛ぶタクシーに関するIPランドスケープ研究
PSDS法と俯瞰可視化と数値化特許価値評価
桐山 勉栗原 健一藤城 享川島 順
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p. 91-96

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抄録

空飛ぶタクシー技術の研究が、世界規模の開発競争にて行われている。日本でも2020年の東京五輪の特別イベントとして空飛ぶタクシーのデビュー実現化が構想されている。中国Ehang社が米国CES2018に実物を展示して、中国とサウジアラビアにて実証テストを重ねている。非特許情報を手掛かりに特許情報にて裏付けしながら、5つの主要開発グループ(Ehang、Zheijiang Geely Group、Airbus、BOEING、Uber等)を中心にIPランドスケープ研究を行った。その報告をINFOSTA-SIG-PDG部会の活動報告として発表する。特許情報価値評価を7社(Sareresearch、Japio-GPG/FX、THE調査力、Derwent Innovation、ANAQUA、XLPAT、PatentSight等)の検索システムを利用して俯瞰可視化図発想法を組み合わせて、IPランドスケープ研究の工夫をした。「海外のプロバイダーの検索システムには標準機能として各種グラフ化機能と各種俯瞰可視化図の機能が備わっている」ことに注目した。結論として、「それらを駆使することでかなりのレベルのIPランドスケープ研究が達成できる」ことが、この研究で実証できた。具体的には、Derwent Innovation図とPatentSightの評価図の組合せ採用することを推奨する。

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© 2019 一般社団法人 情報科学技術協会
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