2026 年 23 巻 1 号 p. 69-78
本研究では,琉球大学プロジェクトの閉鎖循環式陸上養殖技術開発を事例に,要素技術から知財創出を整理する「知財三層化フレームワーク」を提案し,プロジェクト全体の知財構造を可視化するコミュニケーションツールとして「知財三層マップ」を作成した.この「知財三層マップ」を用いた関係者インタビュー調査により,知財的な位置づけの共有や異分野研究者間の相互理解の促進効果を検証した.その結果,異分野研究者間の円滑なコミュニケーション促進に寄与する可能性が示され,大学知財マネジメントにおける「知財三層マップ」の活用可能性について考察した.