肺, 胸膜病変を伴つたWaldenström's Macroglobulinemiaの症例と本邦症例の文献的考察

猿田 栄助; 柴崎 慎一; 佐藤 武材; 熊谷 謙二; 長縄 謹子; 小島 逸子; 川戸 正文

doi:10.11261/iryo1946.31.526

猿田栄助, 柴崎慎一, 佐藤武材, 熊谷謙二, 長縄謹子, 小島逸子, 川戸正文

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1977 年 31 巻 6 号 p. 526-535

DOI https://doi.org/10.11261/iryo1946.31.526

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抄録

当初肺癌に伴う癌性胸膜炎として加療中の症例に, Bence-Jones L型蛋白尿を伴うIgM・L型M蛋白を同定した. 肋膜生検などの検索からこの肺病変は原発性髄外性マクログロブリン血症による変化であることが強く示唆された. また文献的に胸部病変を伴つた本邦例(10例)を集めた. 本症は今まで考えられていた程, 肺病変は希でないこと, またK/Lが本邦例, 特に肺病変合併例では異常に高いことなどについて述べた.

責任著者(Corresponding author)

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