医療
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閉塞性黄疽に対するLongmire-Sandford手術の経験
船木 治雄大田 早苗神谷 直紀広瀬 脩二渋沢 喜守雄
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1977 年 31 巻 7 号 p. 702-706

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抄録
我々は肝門部あるいは総胆管の癌によつて黄疸指数が100~200という著しい閉塞性黄疽を来した3例に対して, Longmire・Sandfordの手術を施行し, 2例で術後完全な黄疸の緩解をみ, 社会復帰させることができた.
この成績から, 我々はこの術式は決して根治手術ではないが確かな延命効果と黄疽除去効果のあることから, もつと頻用されてよい価値のある術式と結論した.
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© 一般社団法人国立医療学会
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