肺原発のMalignant Fibrous Histiocytoma

西 純雄; 佐々木 澄治; 谷崎 真行; 富井 久雄; 東 良平; 藤田 邦雄; 原 亨子; 村上 元正; 間野 正平

doi:10.11261/iryo1946.37.1114

西純雄, 佐々木澄治, 谷崎真行, 富井久雄, 東良平, 藤田邦雄, 原亨子, 村上元正, 間野正平

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1983 年 37 巻 11 号 p. 1114-1117

DOI https://doi.org/10.11261/iryo1946.37.1114

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抄録

最近我々は肺に原発したMalignant Fibrous Histiocytomaの1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.
症例は59才男性, 主訴はせき, たん, 胸部異常陰影, 右肺中下葉切除術を施行し, 組織学的検索によつてMFHと診定した. 術後に化学療法を行い, 退院後復職したが, 8ヵ月後に転移症状のため再入院した. 3週後に脳転移巣の破裂, 出血により急死した.
本症例は本邦における最初の報告例であり, 欧米では5例報告されている.

責任著者(Corresponding author)

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