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甲状腺機能低下症を伴う家族性TBG減少症の1例
金子 貴子和田 龍蔵池谷 満真島 武
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1985 年 39 巻 2 号 p. 136-139

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抄録
症例は44才男性で, 右下腿骨折のため入院中に高コレステロール血症を指摘された. 精査の結果, T3, 血中T4RIA, 遊離T4, BMRの低値, マイクロゾームテスト, サイロイドテスト陽性, 及び血中TSHの高値が認められ, 甲状腺機能低下症と診断された. しかし, 同時に測定したThyroxine-Binding Globulin(TBG)は著明に減少していた.
本症例は二次的にTBG減少を来す疾患及び薬剤の投与が認められず, 又, 家系内にTBG減少症を認めたことから, 家族性TBG減少症に伴う, 甲状腺機能低下症と考えられた. TBG減少症と甲状腺疾患の合併に関する報告は少なくないが, 甲状腺機能低下症を合併した例はきわめてまれである.
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© 一般社団法人国立医療学会
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