医療
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成分輸血に伴う副作用―肝炎を中心として―
片山 透
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1985 年 39 巻 7 号 p. 621-624

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抄録
輸血の副作用としての輸血後肝炎は, 慢性化した場合に治療法がなく, 肝硬変, 肝癌に進む例もあるため, 重大な問題となつている. 血液センターがHBs抗原のスクリーニングを実施して以来, 輸血後のB型肝炎は極めて少なくなつた. しかし起炎ウイルス及びその関連マーカーが未発見の非A非B型肝炎は, 相変らず10%以上の発症率を続けている. 輸血後のB型肝炎に関しては, anti-H Be陽性の血液も輸血では感染を起すし, 血清・血漿中にウイルスが含まれるため血漿成分を除去しただけでは駄目で, 十分に洗浄した血球でないと肝炎伝染に関しては安全でない. 一方, 今日の日本では, 既往の感染による抗体保有者が多いため, HBV保有血を輸血しても, 感染が起るのは半数にとどまる.
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© 一般社団法人国立医療学会
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