抄録
Plasmapheresisは, 広範囲な疾患について検討されているが, 遠心法によるPlasma exchange, 膜濾過法によるfiltrative plasmapheresisが主な方法である. 当血液病センターでは1977年よりHaemonetics Model 30 Blood Cell Separatorを導入し, 遠心法によるPlasma exchangeを施行してきた. 対象疾患は, 8疾患16症例であり, 代替血漿は15症例に対し, 新鮮凍結血漿を使用し, 1例はデキストラン及び濃縮アルブミン液を用いた. 本法は新鮮凍結血漿, アルブミン製剤などが適当量確保されれば容易に施行し得る点や, 速効性が期待でき, すぐれた方法と考えるが, 肝炎その他のviral infectionの可能性や, 1回の血漿交換にかかる経費の高さ及び血漿の損失などの面での問題がある. このため, 今後はより必要にして選択性の高いimmunoadsorption法などによるPlasmapheresisへと発展していくべきであり, 理論的な検討, 関連機器の研究開発が望まれる.