網膜芽細胞腫脳転移症例でのLDH測定の有用性

大迫 芳郎; 本田 三平; 中山 治美; 西野 力男; 原 朋邦; 森川 節子

doi:10.11261/iryo1946.40.1121

大迫芳郎, 本田三平, 中山治美, 西野力男, 原朋邦, 森川節子

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キーワード: 網膜芽細胞腫, lactic dehydrogenase, β₂-micro910bulin

ジャーナルフリー

1986 年 40 巻 12 号 p. 1121-1123

DOI https://doi.org/10.11261/iryo1946.40.1121

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抄録

網膜芽細胞腫は小児悪性固型腫瘍の中で最も頻度が高い.
我々は膜芽細胞腫脳転移症例を経験した. 転移症状発症時, 髄液中LD且活性の上昇は著明で, 治療経過とともに正常化した. 血中LDH, 髄液中蛋白質量も同様の変化を示した. 血中,髄液中β₂-microglobulinは変化を示さなかつた.
LDHは, 網膜芽細胞腫の再発, 転移, 治療の指標として有用と思われた.

責任著者(Corresponding author)

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