医療
Online ISSN : 1884-8729
Print ISSN : 0021-1699
ISSN-L : 0021-1699
腟原発悪性黒色腫の1例
長 雄一外間 孝雄渡部 正臣
著者情報
ジャーナル フリー

1988 年 42 巻 4 号 p. 354-356

詳細
抄録
患者は59才女性, 外陰部腫瘤にて来院. 腫瘍は外尿道口付近にあり, 褐色の色素沈着を伴い母指頭大であつた.
生検にて悪性黒色腫と診断した.
全麻下に手術施行. 外陰部, 尿道, 膀胱, 子宮を一塊に摘出. 再建は回腸導管にて行つた. 病理組織診断は腟原発悪性黒色腫であつた. 術後経過は良好で現在ダカルバジンにて経過観察中である. 術後1年8ヵ月経過しているが, 再発, 転移などの所見は認めていない.
著者関連情報
© 一般社団法人国立医療学会
前の記事 次の記事
feedback
Top