上部消化管出血にトロンビンおよびミルクが有効と思われた新生児の1例

西野 力男; 畑野 秀樹; 星出 龍志; 井上 文孝; 中山 治美; 原 朋邦; 佐藤 蓉子

doi:10.11261/iryo1946.45.479

西野力男, 畑野秀樹, 星出龍志, 井上文孝, 中山治美, 原朋邦, 佐藤蓉子

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キーワード: 新生児, ショック, トロンビン, ミルク, 上部消化管出血

ジャーナルフリー

1991 年 45 巻 5 号 p. 479-481

DOI https://doi.org/10.11261/iryo1946.45.479

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抄録

感染によるストレスが原因とおもわれた消化管出血に, 新鮮凍結血漿や抗生剤による全身状態の管理では効果なく, トロンビンの胃洗浄により改善を認め, 早期のミルク投与により出血が消失した新生児の症例を経験した. 新生児例では, 上部消化管出血でのトロンビンの使用報告はなく, 安全性が高いことから考慮にいれる治療とおもわれた.

責任著者(Corresponding author)

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