医療
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医療技術としての病名告知
村上 國男
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1994 年 48 巻 5 号 p. 337-342

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抄録

インフォームド・コンセントとしてのがん病名告知は医療技術の1つである.
告知には他の医療技術と同様に適応の選択, 実施上の技術および告知後管理としての支援態勢の3要素がある.
適応の選択のためには, 告知を必要としている目的が重要である. また安全性すなわち危険性についても評価しなければならない.
告知の成功か否かの評価を患者の死の受容の判定によりすることができる. 死の受容を得られることは好ましいことであり, 62%に認められた. 告知前の患者の条件と死の受容の有無の関係を分析して, 告知に適した条件を明らかにすることができる.

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© 一般社団法人国立医療学会
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