国立療養所下志津病院神経内科
1995 年 49 巻 12 号 p. 1046-1049
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麻痺性イレウスは障害度の高いデュシェンヌ型筋ジストロフィー患者に比較的多くみられる重大な合併症の一つである. 強い脊柱前彎と贏痩が危険因子となる. 悪心嘔吐のエピソードをくりかえすと食事摂取量が減少し, 体重がさらに減少する. この悪循環は中心静脈栄養で簡単に絶つことができる. 5kg程度体重を増加させるだけで, その後の消化器症状を予防し食事摂取量を増やせることがある.
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