医療
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気管支結核症
倉澤 卓也
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1999 年 53 巻 7 号 p. 442-449

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抄録
気管支結核症について自験症例をまとめ, その診断および治療上の問題点について概説した. 気管支結核症はその排菌率の高さという感染予防面のみならず, 病巣の進展にともなう後遺症の併発の予防面からもとくに早期発見が望まれる疾患である. 早期診断の要点は頑固な咳噺であり, 急増する肺癌, 慢性気管支炎, 気管支喘息などとの鑑別診断が重要である. 高い排菌陽性やツベルクリン反応(ッ反)の中等度以上の陽性を除き臨床検査値に特異的なものはなく, 胸部X線所見も多くは浸潤影や無気肺を呈し, 時に画像上気管・気管支の狭窄像も認められるが, その分布は慢性肺結核症のそれとはかなり異なり, 正常像を呈することも少なくない. 本症の診断には気管支鏡検査による病巣部位の観察と結核菌の証明が必須であり, 疑わしい患者には菌検査とッ反の励行, 積極的な気管支鏡検査の実施が望まれる. 抗結核化学療法と後遺症としての気管支狭窄に対する治療法についても概説した.
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© 一般社団法人国立医療学会
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