医療
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骨粗鬆症患者における血清I型コラーゲン架橋N-テロペプチド(NTX)値―骨折がおよぼす影響―
田中 孝昭熊谷 吉夫斎藤 充間 浩通諸橋 正行服部 英和上野 博嗣原田 敦
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キーワード: 骨粗鬆症, 骨折, 血清
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2005 年 59 巻 11 号 p. 604-607

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抄録
骨折がおよぼす骨粗鬆症患者の血清I型コラーゲン架橋N-テロペプチド(NTX)値への影響を検索するため, 骨折疑似モデルとして70歳以上の人工膝関節置換術症例における血清NTXの測定を行った. その結果, 多くの症例は術後3-4週でピークを示し, 6ヵ月後に術前の値に戻った. このことから, 骨折がおよぼす骨粗鬆症患者の血清NTX値への影響は, 3-4週問後が最も強いことが推察された.
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