医療
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1. 筋萎縮性側索硬化症患者の援助技術
―理学療法を中心として―
吉村 三穂羽島 厚裕若松 茂樹川崎 徹若松 まり子佐藤 千紗吉崎 佳奈有本 祐子丸田 恭子
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2007 年 61 巻 10 号 p. 682-685

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抄録
ALS患者の援助技術について病態と臨床症状を述べ, 援助方針を説明した上で疾病の病期に応じたプログラムについて紹介した. 初期は廃用予防を目的とする理学療法を行うが, 中期になり筋力低下・ADL能力低下が進行すると, 必要に応じて, 補装具・自助具の選択やコミュニケーション手段の確立・呼吸訓練・嚥下時の座位姿勢の工夫が必要になる. 末期になると, 他職種との連携による呼吸排疾介助・コミュケーション器具の工夫や, それらの家族指導も重要になる.
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© 一般社団法人国立医療学会
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