抄録
病院にボランティアを受け入れることの意義やその効果はどのようなものであるか, これから病院ボランティアを受け入れようとする施設はどのような点に留意して受け入れを進めていけばよいか, また受け入れ後の支援体制はどのようにすればよいかなどについて述べる. さらに, 受け入れから時間が経過し問題が生じていた当院の事例を踏まえて, どのように活動の活性化を図ったかという例を紹介し, その上でボランティア個人, ボランティアグループ, コーディネーターのあり方などを考える. そして, よりよいかたちで病院ボランティアを受け入れることによって, 笑顔あふれる療養環境の創造を目指す.