日本画像学会誌
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論文
微細加工プロセスを用いた静電方式インクジェット用マルチヘッドの開発
深野 善信増田 和人岡野 守米倉 清治
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2002 年 41 巻 2 号 p. 151-157

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抄録

静電方式インクジェット用マルチヘッドの開発において微細加工プロセスの適用を検討した.階調パターン印字実験によりマルチヘッドの印字性能を評価した結果,パルス幅50μsから400μsまで8段階のパルス幅変調により,ドット径を10μmから60μmまで変化させることができた.各々のドット径での階調パターンの反射濃度を測定した結果,およそ0.3から1.2まで変化することが分かった.また,吐出ヘッド間でのドット径のばらつきは,最大ドット径60μmで±9.9μm(±16.5%)であった.最後に,イエロー,マゼンタ,シアンによるカラー画像の印字実験により600dpi以上の解像度でフルカラー画像を印字することができた.

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© 2002 一般社団法人 日本画像学会
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