日本画像学会誌
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イオン誘起カーボンナノファイバーの室温合成とその応用
種村 眞幸北澤 正志GHOSH PradipYUSOP Mohd Zamri MohdKALITA Golap
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2014 年 53 巻 1 号 p. 77-87

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抄録
カーボンナノチューブ (CNT),グラフェンに代表されるナノカーボンはナノ材料科学の最もホットな材料の一つである.それらは通常気相から高温で合成されるが,イオンビーム手法を用いることで,プラスチック,半導体,金属など種々の基板上にナノカーボンの一種,カーボンナノファイバー (CNF) の室温形成が可能である.このイオン誘起CNFは典型的には直径10~30nm,長さ1~2μmであり円錐状突起先端に単一 (即ち1本だけ) 形成される.このイオン誘起CNFの特徴,形成機構,形成制御について述べると共に,孤立CNFの走査プローブ顕微鏡探針への応用,密集CNFのフレキシブル透明ディスプレイ素子への応用について概説する.併せて,金属含有CNFを出発材料とする,固相反応によるCNTおよびグラフェン形成と透過電子顕微鏡その場観察例についても概説する.
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© 2014 一般社団法人 日本画像学会
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