日本画像学会誌
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Imaging Today
「どこでも」ディスプレイが訴えていくこと ―展示とコンテンツのネクストステージに向けて―
山田 稔
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2017 年 56 巻 4 号 p. 352-359

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抄録

レジャーの選択肢の中で,展示施設 (科学館,博物館,美術館,動物園,等) の優先順位は例年高いが,社会環境の変化に伴い施設と利用者との関係も変化した1)

2016年に65歳以上の人口が年少者の人口 (0~14歳) の2倍を超えた2)

展示施設への移動に負担を感じはじめる75歳以上の人口比は12.5% (8人に1人) となった.当初は年少者向けに設立された施設の多くでは,その主来場者が高年齢者層へと変化している.このため,施設の運営者は,展示内容を主年齢層に適合させ活性化を図りたいと考えているが,予算や人材の確保が難しい.

もし,低コストで導入できコンテンツ更新の容易な展示機器があれば,施設の活性化や巡回展示が可能になる.

また,展示機器の利便性が高まれば,コンテンツの認知度が高まり,制作者の環境を改善する好循環が始まる.

展示施設の活性化を促進しコンテンツの制作環境を改善しようとする製品の試みを,その過程と共に報告する.

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© 2017 一般社団法人 日本画像学会
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