日本画像学会誌
Online ISSN : 1880-4675
Print ISSN : 1344-4425
ISSN-L : 1344-4425
論文
湿度変化によって発光色制御可能な分散型電界発光素子の開発
安部 紳一郎常安 翔太佐藤 利文
著者情報
ジャーナル フリー

2024 年 63 巻 4 号 p. 331-336

詳細
抄録

分散型電界発光 (EL) 素子は,他の発光素子と比較して耐環境性に優れていることから,構造の自由度に優れたデバイスを容易に構築できるため,補助光源として実用化されている.近年,優れた耐環境性に着目し,誘電体層への水分子の吸着による誘電率の変化を引き起こすことで,湿度変化をEL強度の変化として観測できることが報告されている.しかし,デバイスの劣化によってEL強度が低下するため,判断が難しくなってしまう可能性がある.本論文では,湿度変化によって青色と赤色の可逆的な発色変化を示すコバルト錯体に着目し,分散型ELを構成する基材へと導入することで,周囲の湿度変化が発光色の変化として検出可能な分散型ELの開発を行った.

著者関連情報
© 2024 一般社団法人 日本画像学会
前の記事 次の記事
feedback
Top