富士ゼロックス株式会社, 基盤技術研究所
1998 年 37 巻 1 号 p. 53-57
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粒子分散型の単層感光体がインダクション効果を示すことが,デジタル潜像形成の観点から近年注目されている.本報告では,感光体の電荷移動度が負の電場依存性を持つと仮定し,インダクション効果を理論的に導いた.さらに粒子分散層の電荷の流れを直接計算することによっても,インダクション効果を導くことができた.この結果から,感光体のインダクション効果は,構造トラップにより電荷の動きが高電場において強く束縛されるという特異な輸送過程によって生じると解釈とすることが可能である.
電子写真
日本画像学会誌
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