2000 年 18 巻 2 号 p. 418-422
全ての生物系からは超微弱強度の光(生物フォトン)が放射されていることが知られている。しかし、気功時の生物フォトン放射の実態は解明されていない。本報告では、気功と生物フォトンおよび皮膚表面温度変化の相関を解明するため、ヒトの手から発する生物フォトンと、放射赤外線による皮膚表面温度の測定を行った。その結果、通常、物質は温度が上昇するとフォトンの放射強度も増加するが、本実験の例では、気功時において皮膚表面温度の低下と生物フォトン放射強度の増加が観察された。