抄録
痴呆性高齢者に(1)集団レクリエーション活動、(2)Touching、(3)鈴鳴らし軽運動などの刺激を与え、それぞれの刺激がどのような影響を与えるのかを調査した。分析にはHDS-R、GBSスケール、血圧、脈拍、ノイロメトリー、サーモグラフィー、問診などを用いた。さらに、言語連想検査を上記対象者に実施した結果、対人関係や外界への関心などに痴呆性高齢者の性格特性が伺え、客観的指標との関連性については、統計的な処理は検査の性格上困難であるが、客観的データの数値の良いものが、言語連想検査でも刺激語に対して適切に反応する傾向がみられ客観的指標の妥当性が示唆された。