国際生命情報科学会誌
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特集
対人遠隔作用実験における脳波周波数のコヒーレンス値 : 順位和検定とWelch検定との比較(<特集>Human PSI Forum "Human Potential Science" Internationl Forum「潜在能力の科学」国際フォーラム : 物理・生理学的アプローチ Joint with 「こころと体の不思議」国際フォーラム 第14回生命情報科学シンポジウム(国際版) 2002年8月22〜27日(木〜火) 於 : 千葉市 幕張新都心 OVTA(オブタ))
古角 智子福田 信男河野 貴美子山本 幹男
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2002 年 20 巻 2 号 p. 648-653

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抄録
通常の感覚伝達を遮断し、武道熟達者の一方から他方へ送気を試みる無作為・盲検実験において、受信側被験者のα帯域の脳波を周波数空間に変換し、2電極間の相関の指標であるコヒーレンス関数を求めた。解析に供した電極対はC_3:C_4,Fz:Pz,O_1:O_2で、状況の異なるデータ群間での有意差の有無を、順位和検定およびWdchの検定により検証した。また、送信時間帯と非送信時間帯で顕著な有意差が見られたと報告したα波平均振幅について順位和検定した。送信中と閉眼安静時でO_1:O_2のコヒーレンス関数が同じ分布である確率は、順位和検定、Wdchの検定ともに5%有意水準以下であった。また、α波平均振幅の順位和検定でもC_4極で05%有意となった。いずれも、順位和検定の結果とWelchの検定による結果は、ほぼ一致した。
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© 2002 国際生命情報科学会
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