国際生命情報科学会誌
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意識・生命エネルギーに関する量子論・ホログラフィック原理的考察
奥 健夫
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2004 年 22 巻 2 号 p. 431-444

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抄録

本研究では、量子論及びホログラフィック原理に基づく現代宇宙論の観点から、意識・生命エネルギーのメカニズムに関する一考察を行うことを目的とした。人間の意識・生命エネルギーのメカニズムを、巨視的量子凝縮体的な性質を有するものと考え、V_<CL>>mc^2/hで表される高周波数V_<CL>を有する微細な波動に基づく、意識・生命エネルギーE_<CL>=hv_<CL>=hv_<All>-mc^2/hなるモデルを提案した。E_<CL>は、量子エンタングルメント、ホース・アインシュタイン凝縮、トンネルフォトンなどのボソン的性質をもたらしていると考えられる。またECEの可能性としては、先端宇宙論において未解明であるダークエネルギーに対応し、アインシュタイン方程式における宇宙項Λg_<μv>が深く関係していると考えられる.さらに、ホログラフィック原理から、宇宙の時空は4次元のため、全情報が3次元境界面に記録され、そのI_<HB-CL>&le;1.2R^2×10^<66> bitsのコード情報がE_<CL>に対応すると考え、意識⇒生命エネルギー⇒物質情報変換モデルを提案した。

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© 2004 国際生命情報科学会
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