国際生命情報科学会誌
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研究発表
1990年と2010年代の大学生の不思議体験の比較
デジタルネイティブ世代の信頼と不思議体験:その3
小久保 秀之
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2018 年 36 巻 2 号 p. 99-

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抄録
1990年頃、医療従事者5184人、大学生684人を対象に、不思議体験の体験率の質問紙調査が行われた。筆者は2010年代の大学生の不思議体験の体験率を調べており、時代とともに不思議体験の体験率がどのように変化したかを大学生のデータで比較・検討した。2013年~2018年までの大学生(有効データ: 1126件)の体験率を1990年の大学生(684件)の体験率と比べた結果、既視感は53%が71%に、ESP体験は24%が39%に、体脱体験は6%が11%に増加し、第六感の存在を信じるという第六感信奉は71%から56%に減少していた(いずれもp < 0.001)。一方、金縛り体験は34%と36%、死者気配は17%と18%となっており、時代の違いによる体験率の違いはなかった。この結果は不思議体験の体験起因説を支持すると考えられた。
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