労働科学
Online ISSN : 2187-2570
Print ISSN : 0022-443X
翻訳論文
人間工学のルーツ「ヴォイチェフ・ヤストシェンボフスキ著 エルゴノミクス概説-自然についての知識から導かれる真理に基づく労働の科学(1857年)」
ヴォイチェフ ヤストシェンボフスキ:ポーランド語原本ダヌータ コルデツカ:復刻版編集者テレサ バウカ-ウレヴィチョヴァ:英語訳斉藤 進:日本語訳松田 文子:日本語訳酒井 一博:日本語訳
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2012 年 88 巻 6 号 p. 189-219

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抄録

人間工学のルーツは,1857年にポーランドの科学者ヤストシェンボフスキが,ギリシャ語に由来するエルゴノミクスを「働くことの科学」として造語したことに遡る。人間工学の誕生である。ヤストシェンボフスキは,エルゴノミクスの概念を1857年発行の「自然と産業」誌にポーランド語で発表した。
ポーランド労働保護中央研究所では原典を英訳し,「エルゴノミクス概説-自然についての知識から導かれる真理に基づく労働の科学」として,国際人間工学連合と米国人間工学会大会が2000年に併催されたときに記念出版した。歴史的に重要な書籍の復刻版を日本語で公開することに対し,快諾頂いたポーランドの英語版編集者ダヌータ・コルデツカ労働保護中央研究所長に感謝する。

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© 2012 公益財団法人 労働科学研究所
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