抄録
近年、OA機器の普及とともに大量の情報の処理や貯蔵のための技術展開は着しい。それらの情報を我々が素早く簡便に出力するための可視化記録が不可欠であり、新たな技術に対応した記録特性を有することが求められている。たとえば、リライタブルマーキング媒体は、ハードコピーの携帯性とソフトコピーの書き換え易さを合わせ持つ第三のコピー方式として注目されており、熱を利用したリライタブルマーキングが最も盛んに研究・開発が進められている。本報では、材料面から、熱を利用したリライタブルマーキングの最近の開発状況について紹介する。