映像情報メディア学会技術報告
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セッションID: ROFT99-46
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周波数ブロックコンバート方式を用いた光中継SCMシステムの検討
那須 秀行伊澤 清順松永 知道大村 英之
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抄録

送信装置の標準化による低コストの実現, 光源の波長選別負荷の低減, 伝送距離及び端局数の増大の実現を目的として, 周波数コンバート機能を有す光中継局を用いたSCMシステムについて検討を行った.このシステムは, 主に画像集信を目的とする.システムの伝送特性を明らかにするために, 端局間及び光中継局から送信される光信号による光ビート干渉の影響を考慮したCNRと, 端局の光源と光中継系の光源及び受光器にて発生する複合歪の特性を試算する方法について検討した.試算方法を評価するために, 2中継によるブロックコンバート方式を用いた実験システムを構築し, 伝送特性を測定した.測定結果と試算値を比較した結果, 試算方法の妥当性を確認することが出来た.さらに, 本式算法を用いて, CNR及び複合歪の観点から, 中継局数, 端局数, 伝送距離の限界について検討したので報告する.

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© 1999 一般社団法人 映像情報メディア学会
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