映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: BCS99-72
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ラプラス分布に基づくJPEG統計モデルの状態割り当て
黒木 祥光上繁 義史太田 諦二
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キーワード: 統計モデル, QM-coder, JPEG, DCT
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抄録
静止画像符号化の国際標準JPEGでは, 必須機能としてDCT(Discrete Cosine Transform)を用いた非可逆符号化を採用している.エントロピー符号化として2値算術符号であるQM-coderを用いる際, DCT係数の2倍化とマルコフモデル条件付けは統計モデルによって行われる.本研究ではJPEGの統計モデルにより条件付けられた各コンテクストのKS(Kolmogorov-Smirnov)統計量を測定し, AC係数の分布は正規分布よりもラプラス分布に近いことを示す.また, ラプラス布に基づいた統計モデルの状態割り当てについて考察し, 符号量の低減を試みる.
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© 1999 一般社団法人 映像情報メディア学会
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