抄録
動画像から動体を追尾する手法については, 多くの研究が行なわれてきている.講義映像の自動収録においては, 特に, 講義の進行役ともいえる講師の動作を認識し, それに応じて収録カメラを制御する必要がある.本論文では, 講義アーカイブシステムにおける講義映像の自動収録のために最も基本となる講師追尾方式を確立するために実施した, さまざまな動体追跡手法の比較評価実験を実施した結果について述べる.実験においては, 差分の取り方, 差分画像情報の種類, 切り出し矩形の種類, 画像サイズについて各々, いくつかの手法を選定し, それらの組み合わせを用いて, 実際に動体追尾を実施し, その精度および速度の観点から比較評価を行った.