抄録
本稿ではAdmission Controlに関する新たな技術について報告する。本稿で提案する方法では、エッジ-エッジのQoS測定を用いることによって、パケット損失率を測定する。基本的にはVoIPトラヒックの混雑状況を把握し、制御するためにネットワーク状況を調べるということである。データトラヒックのパケットに、測定トラヒックのパケットより高い優先度を与える効果を検討する。今回用いたネットワークモデルは、PBX、VoIP gateway、ルータ、そしてVoIP gatewayやルータ間を結ぶリンクから構成されている。様々な条件でシミュレーションを行い、提案手法がVoIPネットワークのAdmission Controlに適用可能であることを示す。