磁区拡大再生技術のひとつとして、MAMMOS(Magnetic AMplifying Magneto-Optical System)があげられる。これは記録層の微小磁区を再生層に拡大・転写して、微小磁区における信号低下を防ぎ、高分解能での再生を可能にする。再生時の磁界をDC磁界にすることは、より簡便なシステムでの再生が行えるメリットがある。再生層にRE-richのGdFeCoを用い、再生時に10kA/mのDC磁界を印加することで0.25μmの連続磁区で43dBのCN値が得られた。CAD-MSRと比較して特に0.3μm以下の磁区のCN値が大きく改善され、より微小磁区での再生に有利であると認められた。