ITS狭域通信のためのトンネル内電波伝搬シミュレーション(学生 / 若手技術者発表会および一般)

抄録

将来,道路交通をより安全・快適にするために研究が進められているITSにおいてDSRC(狭域通信)と呼ばれる規格がある.一つの基地局がカバーする範囲を直径30m程度まで小さくすることによって,電波をより効率よく使おうというものである.しかし,トンネル内においては壁面での反射波が多数存在するため,その結果隣接ゾーンヘの干渉が発生してしまう可能性がある.本研究では,DSRCを使用する環境下を想定して方形トンネル内のゾーン構成を計算機シミュレーションにより検討した.