抄録
マイクロレンズアレイ、光拡散層、及びブラックマトリクスとから構成される背面投射用のスクリーンを開発した。微細なレンズピッチを実現するため、マイクロレンズアレイは透明基材上にスタンパ技術を用いて形成した。また、広視野角化のために透明基材のマイクロレンズアレイ形成面とは逆の面に薄い光拡散層を設けた。さらにブラックマトリクスとして感光性の材料を採用し、ブラックマトリクスの開口部をマイクロレンズの位置に対して自己整合形成した。これらの構造により広視野角、高解像度、低外光反射のスクリーンを実現した。