抄録
本稿では,時間領域における近似AD変換による高速な読み出しと,列並列アドレスエンコーダを利用したピーク検出回路を用いることで,光投影法によるリアルタイム三次元計測を実現する高速な投射光位置検出手法を提案する.本手法では,一般的なCMOS APSを画素回路として用いるため高解像度化が可能であり,画素回路の拡張なしで通常の2次元画像も得ることができる.本手法は三次元動画を得るのに十分な速度を実現し,さらに近似的なAD変換によるピークの輝度分布を用いて高いサブピクセル精度を得ることができる.本手法を実装した128×128画素のスマートポジションセンサを0.6μm CMOSプロセスを用いて試作を行い,三次元計測に適用した.