抄録
移動体に情報を提供するメディアとして2003年に地上波デジタル故送が実用化される。ITS(Intelligent Transport System)情報提供サービスにおいて重要なコンテンツとして考えられている地点情報は、店舗・施設の空満状態、速報情報などPUSH型配俗に向いた情報であり故逆に適している。そのため、地上波デジタル放送を使った地点情報配信システムについて検討した。放送による情報配俗は一方向であり周期的にコンテンツを送信し受信側で情報をキャッシュするため、受信者が必要な情報を取得するまでの待ち時刻を短くすることが課題である。そこで、情報受信者の関心度に基づき配俗スケジュールする手法を提案する。また、リアルタイムに変化する地点情報には有効期限があるため、期限切れの情報を受信者に提供しないようにキャッシュ管理する必要がある。そこで、地点情報を有効期限に基づき管理するコンテンツ管理手法を提案する。