映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: IDY2003-32
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PVCzを用いた色素混合型PLEDにおける白色発光素子の特性(II)(発光型・非発光型ディスプレイ合同研究会)
木山 拓也有田 圭一芳原 啓喜堀井 美徳草野 浩幸北川 雅彦小林 洋志
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抄録

ポリビニルカルバゾール(Poly(N-vinylcarbazole):PVCz)にPBD、Nile Redを添加したPLEDにおいて670nmにピークを有する赤色発光帯を見出した。この発光帯の強度比はPBD濃度に依存して変化することが確認された。Nile Red、Coumarin6、Rubrene、Peryleneの混合した白色発光素子の濃度依存性の検討を行った。複数の色素を混合したPLEDにおいても同様の赤色発光を確認した。これは、PBDとNile Redによって形成されるエキサイプレックスからの発光であると推定した。多層型白色発光素子の構造としては、電子輸送層にPVCz:PBD、正孔輸送層にPVCz:Czを用いて検討した。試作した素子の効率は約1ed/A、色度は(0.35,0.33)であった。

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© 2003 一般社団法人 映像情報メディア学会
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