映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: IST2008-27/ME2008-85
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変調光を用いた物体検出のためのイメージセンサの試作と評価(マルチメディア情報入力及び処理方式および一般)
清藤 規久大野 英浜本 隆之佐々木 朋詩白井 稔人坂井 正善
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抄録
変調光のonとo削こ同期させて取得した二つの画像の差分情報を用いた物体検出では,環境光変化による影響を抑制し高い精度の検出が可能である.我々の研究室では,環境光の明るさが大きく変化する時でも物体検出を正しく行うことができる広ダイナミックレンジイメージセンサを提案している.イメージセンサの画素回路内に2つのコンデンサを用意し,変調光のonとofに同期させ,それぞれに光電流を振り分ける.一方のコンデンサが閾値を超えたときに,両方のコンデンサから等量の電荷を差し引くことで飽和を抑制する.広ダイナミックレンジ画像は,センサ外部での再構成処理により得られる.本発表では,提案方式に基づいて設計したイメージセンサの画素回路とテスト用回路の評価結果について述べる.
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© 2008 一般社団法人 映像情報メディア学会
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