類似度に応じて再配置したデータベースから過去の履歴に従って探索空間を狭めて最類似画像を探索する方法に変えて,低次元化した爪の位置と輪郭線の特徴量,関節角度のデータベースを作成した後に,爪の位置と輪郭線の特徴量を用いてデータベースを検索し,推定結果を関節角度として出力する3次元手指形状推定システムを構築した.検索の際,爪の特徴量を用いて候補数を絞ることで,指先位置の情報を反映させつつ,データベースの高速な検索を行うことができる.評価実験の結果,誤差の標準偏差18.31度で関節角度の推定ができていることが確認できた.