光アクセスネットワークにおける1×16×N分岐の構築可能なネットワーク構成の光損失配分とコスト計算を行った.ネットワークの光損失計算により,例えば,総距離2km程度まで1×16×8分岐の分岐が可能であり,二次分岐の実現性があることを示した.このネットワーク構成を評価するため,1×16×N分岐を行うことによる低減可能なコストの低減幅と一人当たりの伝送容量を計算した.コスト計算の結果により,今後,二次分岐による加入者の受け入れを行うことにより,数百億円のコスト低減が期待できることが分かった.また,一人当たりの伝送容量の計算では,構築可能となる十分な伝送容量を確保できることを確認した.