抄録
ユビキタス社会の実現においては,ユーザセントリックサービスは不可欠である.なぜなら,任意の場所・端末からユーザが契約したサービスにアクセスするのが容易なためである.しかし,既存のサービスの契約システムでは,ユーザセントリックサービスが実現できない.契約したサービスは,IDが付与された特定の端末でのみ利用するといった,ユーザにとって自由度の低い契約システムであるからである.本稿では,ユビキタス社会におけるサービスは,ユーザに選択の多様性があり,サービスを自由に使える体制が必要であることを述べる.これをユーザセントリックサービスと呼び,その要件を述べる.また,一例として,ユーザセントリックコンテンツサービスの検討を行った.