映像情報メディア学会技術報告
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セッションID: ENT2010-6
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事業継承におけるドメイン変更要因について : 高知県の建設業のケースからの考察(21年度第4回研究会)
末包 厚喜
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抄録
企業の存続には事業の継承が必須である。そのため、ドメインの変更を必要とする場合がある。建設業から茶事業へと展開した企業は、どのようにドメインを変更・拡大し、また出来たのか。背景であり、ベースとなった要因の分析を試みる。本稿では、ここ数年の老舗企業研究で得られた知見をベースにこの課題について議論を展開する。高知県の中山間地域で建設業を営む国友商事は、建設不況が進行する中、茶事業に進出し、食品業界へと事業ドメインを拡大した。この茶事業に進出は、初代社長から現社長へバトンパスされる中で行われた。本業の建設業は継続しながらも、新分野での事業を可能にしたものは何だったのか。その要因について、国友商事のケースから考察する。
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© 2010 一般社団法人 映像情報メディア学会
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